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女子ラグビーワールドカップ・イングランド2025、史上最多の女子コーチが参加

ワールドラグビーとギャラガーは、ギャラガー・ハイパフォーマンスアカデミーの受講生として選出された最新の14名の女性コーチを発表しました。この14人のコーチは、女子ラグビーワールドカップ2025において、各代表チームのマネジメントチームの一員としてコーチング役を務めることになります。

  • 14カ国から14人の女性コーチがギャラガー・ハイパフォーマンスアカデミーの最新コースに参加
  • 女子ラグビーワールドカップ2025に参加するチームのコーチの32%が女性。全大会(2021年)15%から大きく増加
  • 女子ラグビーワールドカップの女性コーチは2021年の6人から23人と、4倍に増加
  • 2025年大会は3人の女性がヘッドコーチに選出された(フランス、オーストラリア、日本)
  • アメリカとサモアが女性コーチが過半数を占めるコーチングチームで先導
  • 16か国の協会のマネジメントチーム合計281人のスタッフのうち40%が女性
  • 女性コーチの割合は記録的となり、ラグビーコーチングにおける女性の大きな前進を象徴

2025年の大会では、女性コーチの割合が過去最高の32%に達し、ラグビーワールドカップ2021(15%)の2倍を超える人数となります。これは、ハイパフォーマンス環境におけるジェンダー平等を推進するラグビー界の取り組みが加速していることを反映しています。女性コーチの数は2021年の6人から2025年には23人に増加しました。16か国のマネジメントチーム全体の281人のスタッフのうち、40%を女性が占めています。

設立以来、43人の女性コーチがギャラガー・ハイパフォーマンスアカデミープログラムを修了し、エリートレベルのコーチングやメンターシップ、国際大会への参加を通じ、貴重な経験を積んできました。このうち11人は、過去の経験を活かし、知識を深め、スキルを磨き、ゲーム内での影響力を拡大する機会を得た復帰コーチです。

14か国から選出された新たなコーチ陣:

  1. アローラ・ゴンザレス(スペイン)
  2. ベラ・ミロ(サモア)
  3. キャロリン・マカウィン(カナダ)
  4. カトリーナ・ニコラス=マクローリン (ウェールズ)
  5. ゲール・ミニョ(フランス)
  6. ジル・バーク (オーストラリア)
  7. ケリー・グリフィン (アメリカ)
  8. ラリサ・マルドゥン(アイルランド)
  9. ミケイラ・マーロ(イタリア)
  10. 二ヴィア・フェレイラ (ブラジル)
  11. 谷口令子(日本)
  12. サラ・ハンター(イングランド)
  13. タヴァイタ・ロワティ (フィジー)
  14. ゼネイ・ジョーダン (南アフリカ)

女子ラグビーワールドカップ史上初めて、フランス、オーストラリア、日本の3カ国が女性ヘッドコーチ率いる代表チームで大会に臨みます。2021年の大会で女性コーチが率いていたのは、日本のみでした。

アメリカはコーチの75%(4人中3人)が女性、サモアは60%(5人中3人)が女性コーチで、代表チームを支えるコーチング陣の多様化においても著しい進展を示しています。

女子ラグビーのコーチングにおける進展は、スポーツ界全体においても顕著です。パリ2024オリンピックでは、コーチ全体の約13%が女性で、東京2020と同水準でした。より顕著な進展を示したのは最近のUEFA女子欧州選手権2025で、女性コーチが43.75%を占め、2013年の18.75%から劇的な増加を示しています。

あらゆるスポーツがそれぞれの道を歩んでいる中で、ラグビーにおいても、女子ラグビーワールドカップ2025で女性コーチの割合が32%に増加したという上昇傾向は、ハイパフォーマンスコーチングにおける男女平等に向けたラグビー界の継続的かつ世界的な取り組みを反映しています。そしてこの動きは世界中のスポーツ界に持続可能な変化をもたらす原動力となっています。

ワールドラグビー女子ラグビー責任者、サリー・ホロックス、は次のように述べています。「このような記録的な数字は、ハイパフォーマンスコーチングにおける女性たちの勢いが加速している明確な証拠です。ギャラガー・ハイパフォーマンスアカデミーは、受講するコーチたちへの機会創出を意味するだけでなく、競技全体における進歩を加速させ、次世代のロールモデルを育成し、ラグビーがサービスを提供するコミュニティの多様性を反映させることを目指すものです。世界舞台でのリーダーシップとしての役割により多くの女性を登用することで、私たちはこのスポーツの未来に利益をもたらす持続可能な変化を推進しています。」

ギャラガーのチーフマーケティングオフィサー、クリストファー・ミードは次のように述べています。「2023年にギャラガー・ハイパフォーマンスアカデミーを設立した際の当社の主な目標は、女性コーチやその他のハイパフォーマンス職の地位を向上させることであり、女子ラグビーワールドカップ2025の競争力を高めるためにエリートレベルで意味のあるキャリアパスを提供することでした。」

「今年の女子ラグビーワールドカップにおける女性コーチの人数は、このプログラムのグローバルな成功を明確に示しています。」

「ラグビーワールドカップは女子ラグビーの頂点であり、ギャラガー・ハイパフォーマンスアカデミーのコーチたちにとって、最高のスポーツ環境で貴重な実践経験を積む機会となります。彼らの参画と成功は、複数の協会やあらゆる形式のラグビーを代表する女性コーチたちにインスピレーションを与えるでしょう。この女子ラグビーへの持続的な影響に、私たちは大変誇りに思っています。」

フランス代表兼GHPAコーチのゲール・ミニョ、は次のように述べました。 「毎日、仕事からポジティブなものを得ています。私のラグビーへの情熱を、若者、障害のある成人、自閉症や多動症の子供たち、あらゆる男子・女子カテゴリー、そしてプロフェッショナルな分野まで、多様な人々に伝える機会を得てきました。このような機会は私を大きく成長させてくれました。新たな経験から学び、女性を対象とした管理に関するアイデアを交換し、ゲームに対する異なる視点を得ることを楽しみにしています。」

ギャラガー・ハイパフォーマンスアカデミーは、ワールドラグビーとギャラガーの共同プログラムとして2023年に設立され、新進女性コーチとエリート女性コーチたちを対象に、セブンズと15人制の両形式において世界最高水準のメンタリング、開発ワークショップ、実践的な経験を提供しています。今年のプログラムは、史上最大規模大会が予測されている女子ラグビーワールドカップ2025と並行して実施され、コーチたちが競技の核心で活動する機会を確保します。

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