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Hollie Davidson、ワールドラグビーレフリー賞を受賞

Hollie Davidsonは、ロンドンで開催された女子ラグビー・グローバルサミットにおいて、エミレーツとのパートナーシップで行われるワールドラグビーレフリー賞を受賞しました。

女子ラグビーワールドカップ2025の決勝審判を控えたわずか数日前、スコットランドのHollie Davidsonは木曜日、ロンドンで開催された女子ラグビー・グローバルサミットにおいて、エミレーツとのパートナーシップによるワールドラグビーレフリー賞を授与されました。

Davidsonは、国際的な男子/女子のセブンスや15人制ラグビーで、ラグビー界に大きな貢献をしたレフリーに贈られるこの賞を受けた2人目のスコットランド人レフリーであり、Jim Flemingに次ぐ受賞者です。

また、女性レフリーとしては3人目の受賞者であり、2016年に同賞を同じくオリンピックの金メダルマッチの審判であったRasta Rasivhengeと共有したAlhambra Nievas、そして女子ラグビーワールドカップ2017決勝のレフリーを務めたJoy Nevilleに続きます。

Davidsonは近年、女性審判の先駆者として活躍しており、最も経験豊富な審判の一人として数々の「初」を積み重ねています。彼女の46試合のうち4分の1以上は男子テストマッチでの経験です。 

2022年6月には、女性のみのチームを率いてイタリアがポルトガルに38-31で勝利した際に、男子シックス・ネイションズのチームを担当した初の女性審判となりました。同年には、セブンスと15人制でラグビーワールドカップ決勝をわずか62日間で達成しました。

過去2年間では、Davidsonは2024年7月に世界王者南アフリカでラグビー・チャンピオンシップの試合を担当し、さらに男子シックス・ネイションズとラグビー・チャンピオンシップチームによる試合、スプリングボクス対イタリアのテストマッチも担当しました。

また、Davidsonは2024年に男子シックス・ネイションズおよびラグビー・チャンピオンシップで初の女性アシスタントレフリーとなり、同年ワールドラグビーU20チャンピオンシップでの初の女性審判を務め、最近では5月にバース対リヨンのヨーロピアン・ラグビー・チャレンジ・カップ決勝も担当しました。

今週末、Davidsonは完売のアリアンツ・スタジアムで自身2度目の女子ラグビーワールドカップ決勝を担当することで、新たな「初」を達成します。女性審判としてこの偉業を成し遂げるのは初であり、歴史上でも3人目の快挙です(南アフリカのAndre Watsonが男子ワールドカップ決勝を1999年と2003年に担当、イングランドのEd Morrisonが男子1995年と女子1998年の決勝を担当)。

ワールドラグビー会長のBrett Robinsonは次のように述べました。「ワールドラグビーを代表して、Hollieがこの十分に価値あるレフリー賞を受賞したことを祝福します。また、今週末の女子ラグビーワールドカップ2025決勝を担当する彼女に幸運を祈ります。審判はラグビーの魂です。審判がいなければラグビーは存在しません。彼らの貴重な貢献は称賛されるべきです。

Hollieは真の先駆者でもあり、女性審判の分野で新たな道を切り開き、ガラスの天井を打ち破ってきました。大舞台での彼女の驚くべき成果は新しい基準を打ち立て、他の人々が追随する道を開きました。私たちはこれまでの彼女の業績に感嘆するとともに、次世代の審判や選手に与え続けるインスピレーションに深く感謝しています」

エミレーツ審判選考委員会委員長のSu Cartyは次のように付け加えました。「この賞は、Hollieの卓越したキャリアと、ラグビー最高レベルでの審判能力を称えるにふさわしいものです。彼女は女子/男子問わずテストマッチで冷静さ、権威、卓越性を繰り返し示してきました。彼女の歩みと成功は、ますます多くの人々がホイッスルを手にするきっかけとなるでしょう。今後の審判界に与える影響が楽しみです」

ワールドラグビーレフリー賞受賞者
(2001年~2014年は「Referee Award for Distinguished Service」として知られる)

2001 – Ed Morrison (イングランド)
2002 – Colin Hawke (ニュージーランド)
2003 – Derek Bevan (ウェールズ)
2004 – Jim Fleming (スコットランド)
2005 – Paddy O’Brien (ニュージーランド)
2006 – Peter Marshall (オーストラリア)
2007 – Dick Byres (オーストラリア)
2008 – Andre Watson (南アフリカ)
2009 – Francis Palmade (フランス)
2010 – Colin High (イングランド)
2011 – Keith Lawrence (ニュージーランド)
2012 – Paul Dobson (南アフリカ)
2013 – Michel Lamoulie (フランス)
2014 – Bob Francis (ニュージーランド)
2015 – Nigel Owens (ウェールズ)
2016 – Alhambra Nievas (スペイン) と Rasta Rasivhenge (南アフリカ)
2017 – Joy Neville (アイルランド)
2018 – Angus Gardner (オーストラリア)
2019 – Wayne Barnes (イングランド)
2021 – Andrew Cole (オーストラリア)
2022 – Tappe Henning (南アフリカ)
2023 – David McHugh (アイルランド)

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